正答1
解説
正解は1です。
萎縮とは、正常な大きさに発育した臓器や組織が、細胞の容積や数の減少によって小さくなることです。
原因によって圧迫性、神経性、無為性(廃用性)、内分泌性などに分類されます。
【選択肢別解説】
1:○ 圧迫性萎縮は持続的な圧迫で実質細胞が萎縮するものです。
肝臓では腫瘍やうっ血、外からの絞扼による圧迫で肝細胞が萎縮する例があります。
2:× 神経性萎縮の代表は副腎ではなく骨格筋です。
支配神経が障害されると、その神経に支配される筋が萎縮します。
3:× 無為性萎縮の代表は腎臓ではなく骨格筋や骨です。
ギプス固定や長期臥床で使われなくなった筋や骨が萎縮します。
4:× 内分泌性萎縮の典型は胸腺ではありません。
下垂体機能低下に伴う副腎皮質・甲状腺・性腺の萎縮がこれにあたり、胸腺の縮小は加齢による生理的萎縮です。
【ポイント】
腎臓の萎縮で出題されやすいのは、水腎症で腎実質が尿に圧迫されて起こる圧迫性萎縮です。
水頭症で脳脊髄液がたまり、脳実質が圧迫されて萎縮するのも圧迫性萎縮の例です。