正答1
解説
正解は1です。
この問題は細胞性免疫が低下しないものを選ぶので、○が答えです。
細胞性免疫は主にT細胞が担い、液性免疫はB細胞がつくる抗体が担います。
【選択肢別解説】
1:○ 伴性無ガンマグロブリン血症ではB細胞が成熟できず、抗体がつくれません。
T細胞は正常なので、細胞性免疫は低下しません。
2:× 後天性免疫不全症候群(AIDS)では細胞性免疫が低下します。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)がCD4陽性T細胞に感染して破壊するためです。
3:× 重症複合型免疫不全症(SCID)では細胞性免疫が低下します。
T細胞の分化が障害され、B細胞の機能も失われる最も重い免疫不全です。
4:× ディジョージ症候群では細胞性免疫が低下します。
胸腺の低形成によりT細胞が成熟できないためです。
【ポイント】
B細胞系の異常では細菌感染を、T細胞系の異常ではウイルス・真菌・原虫感染を繰り返しやすくなります。
ディジョージ症候群は副甲状腺の低形成も伴い、低カルシウム血症を起こします。