正答1
解説
正解は1です。
この問題は損傷について誤っているものを選ぶので、○が答え(誤った記述)です。
創傷の処置、創の治癒過程、熱傷の深さと範囲の評価は、外傷治療の基本です。
【選択肢別解説】
1:○ 開放創の洗浄には消毒液ではなく、生理食塩水や水道水などを大量に用います。
消毒液は細菌だけでなく創の細胞も傷つけ、治癒を遅らせるためです。
2:× 縫合した創は48時間で上皮化されるという記述は正しいです。
きれいに縫い合わせた創では48時間ほどで表皮が創面を覆うため、その後はシャワーも可能になります。
3:× Ⅲ度熱傷は皮膚全層に及ぶ損傷であるという記述は正しいです。
表皮から真皮全層までが壊死するため、痛覚も失われ、自然には上皮化しにくく植皮が必要になります。
4:× 熱傷範囲の診断には9の法則が用いられるという記述は正しいです。
成人では頭部9%、片側上肢9%、体幹前面18%などと体表面積を9の倍数で見積もります。
【ポイント】
小児では頭部の割合が大きいため、5の法則が用いられます。
Ⅰ度熱傷は表皮のみ、Ⅱ度熱傷は真皮まで、Ⅲ度熱傷は皮膚全層の損傷です。