正答1
解説
正解は1です。
第5中手骨頸部骨折(ボクサー骨折)の固定肢位と固定範囲を問う問題です。
この骨折では骨頭が掌側に屈曲し、骨折部は背側凸の変形を起こします。
固定ではMP関節を屈曲位に保ち、側副靱帯の短縮による拘縮を防ぎます。
【選択肢別解説】
1:○ PIP関節は軽度屈曲位とします。
MP関節屈曲位とあわせて手指を機能的な肢位に保つことで、拘縮を防ぎやすくなります。
2:× 手関節は軽度屈曲位ではなく、軽度背屈位とします。
軽度背屈位は手の機能肢位であり、手指の屈筋が働きやすい肢位です。
3:× 前腕近位1/3からではなく、前腕遠位部から固定します。
中手骨の骨折では、手関節を含めれば十分に固定できるためです。
4:× 固定期間は7週ではなく、3〜4週程度です。
長く固定するとMP関節やPIP関節の拘縮を招きます。
【ポイント】
中手骨頸部骨折の固定は「MP関節屈曲位、PIP関節軽度屈曲位、手関節軽度背屈位」が基本です。
MP関節を伸展位で固定すると側副靱帯が短縮し、屈曲制限が残りやすくなります。