正答2
解説
正解は2です。
輸血の副作用には、免疫反応によるもの、感染によるもの、大量輸血に伴うものなどがあります。
副作用の種類と代表的な症状を対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 空気塞栓の代表的な症状は乏尿ではありません。
空気が肺動脈などに詰まり、急な呼吸困難、胸痛、チアノーゼ、ショックが起こります。
2:○ 不適合輸血では血圧低下が起こります。
ABO血液型の不一致などで血管内溶血が起こり、ショックによる血圧低下、発熱、血尿、腰背部痛がみられます。
3:× クエン酸中毒の症状は発熱ではありません。
保存血の抗凝固剤であるクエン酸が血中のカルシウムと結合し、低カルシウム血症による口唇のしびれやテタニーが起こります。
4:× ウイルス感染の症状はけいれんではありません。
B型・C型肝炎ウイルスやHIVなどの感染で、輸血後しばらくして肝炎などを発症します。
【ポイント】
ABO不適合輸血は輸血開始直後から起こるため、開始後5分間はベッドサイドで観察し、15分後にも再度観察することが大切です。
大量輸血では、クエン酸中毒のほか高カリウム血症や低体温にも注意します。