正答1
解説
正解は1です。
頸椎・胸腰椎の骨折には人名や形状に由来する呼び名があります。
損傷部位と受傷機序をセットで覚えておくことが求められます。
【選択肢別解説】
1:○ 環椎破裂骨折はジェファーソン骨折と呼ばれます。
頭頂部からの垂直方向の圧迫力で後頭顆が環椎を押し広げ、環椎の前弓と後弓が複数箇所で骨折します。
2:× ハングマン骨折は軸椎椎体の骨折ではありません。
正しくは軸椎の関節突起間部(椎弓根部)の両側性骨折で、外傷性軸椎すべり症とも呼ばれます。
3:× ティアドロップ骨折は単なる椎体破裂骨折ではありません。
正しくは屈曲と圧迫により椎体前下縁が涙滴状の骨片となって分離する骨折です。
4:× チャンス骨折は椎体前辺縁部の骨折ではありません。
正しくは胸腰椎移行部に生じる屈曲伸延損傷で、シートベルト着用時の急減速により椎弓から椎体へ水平な骨折線が走ります。
【ポイント】
ジェファーソン骨折は環椎、ハングマン骨折は軸椎の関節突起間部、チャンス骨折は胸腰椎移行部と、部位で区別します。
ティアドロップ骨折は椎体前下縁の三角形の骨片が特徴で、脊髄損傷を伴いやすい重症型です。