成年後見制度に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
(注) 「2018年(平成30年)の全国統計」とは、「成年後見関係事件の概況-平成30年1月~12月-」(平成31年3月最高裁判所事務総局家庭局)のことである。
正答1
解説
正解は1です。
この問題は、成年後見制度の利用状況と仕組みを問うています。
最高裁判所の2018年の統計では、申立ての約8割が後見開始で、保佐・補助は少数です。
【選択肢別解説】
1:○ 補助・保佐・後見のうち、最も多い申立ては後見開始の審判です。
全体の約8割を占めています。
2:× 2018年の統計では、親族が後見人等に選ばれた割合は約2割です。
弁護士・司法書士などの親族以外が約8割を占めています。
3:× 成年後見人が行うのは、財産管理と、施設入所の契約などの身上保護に関する法律行為です。
介護などの事実行為は職務に含まれません。
4:× 任意後見制度では、本人が判断能力のあるうちに、任意後見人になる人を自ら選んで契約します。
家庭裁判所は任意後見監督人を選任します。
5:× 成年後見制度利用支援事業では、申立て費用や成年後見人などへの報酬を助成できます。
【ポイント】
後見人の職務は「財産管理」と「身上保護(身上監護)」で、いずれも法律行為です。
任意後見は「本人が選ぶ」、法定後見は「家庭裁判所が選ぶ」と区別して覚えましょう。