Eさん(75歳、男性)は、1年ほど前に趣味であった車の運転をやめてから、やる気が起こらなくなり自宅に閉じこもりがちになった。
そのため、家族の勧めで介護予防教室に参加するようになった。
最近、Eさんは怒りっぽく、また、直前の出来事を覚えていないことが増え、心配した家族が介護福祉職に相談した。
相談を受けた介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答5
解説
正解は5です。
この問題は、認知機能の低下が疑われる人の家族から相談を受けたときの対応を問うています。
Eさんは「怒りっぽく」なり、「直前の出来事を覚えていないことが増え」ています。
認知症のほか、うつ病など別の病気の可能性もあるため、医師の診察を受けて原因を確かめることが最優先です。
【選択肢別解説】
1:× 認知症かどうかを診断できるのは医師です。
介護福祉職が断定するのは不適切です。
2:× 直前の出来事を覚えていないなどの症状がある状態で車の運転を再開するのは、事故の危険があり不適切です。
3:× 老人クラブへの参加は閉じこもりの予防にはなりますが、記憶の低下という症状の原因は分かりません。
まず受診を勧めることが先です。
4:× 音楽で気分転換をしても、症状の原因の確認にはつながりません。
5:○ かかりつけ医に診てもらうことで、認知症やうつ病などの原因を早く確かめられます。
早期の診断は、治療や支援を早く始めることにつながります。
【ポイント】
認知症が疑われるときは、早期受診・早期診断が大切です。
甲状腺の病気や正常圧水頭症など、治療で改善する原因が見つかる場合もあります。