Hさん(45歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して半年間入院した。
退院してからは、障害者支援施設に入所して自立訓練を受けている。
2か月ほど過ぎたが、右片麻痺と言語障害が残っている。
妻のJさん(35歳)はパート勤務で、小学3年生の子どもがいて、将来が見えずに不安な気持ちである。
家族に対する介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答1
解説
正解は1です。
中途障害者の家族を支援するときの介護福祉職の姿勢を問う問題です。
Hさんは45歳で脳梗塞を発症し、右片麻痺と言語障害が残っています。
妻のJさんはパート勤務をしながら小学3年生の子どもを育てており、「将来が見えずに不安な気持ち」です。
家族の生活全体が大きく変わる中で、家族の気持ちを受け止め、一緒に考えていく支援が求められます。
【選択肢別解説】
1:○ 家族の不安な気持ちに寄り添い、今の課題を一緒に整理していくのが適切です。
何が不安の原因かを明らかにすることで、必要な制度やサービスの検討につなげられます。
2:× Jさんの気持ちを最優先して方向性を決めるのは不適切です。
本人であるHさんの意向も尊重し、家族全体で話し合って決める必要があります。
3:× 頻繁に施設に来てもらうのは、Jさんの負担を増やします。
仕事と子育てを抱えるJさんの生活状況への配慮が欠けています。
4:× 専門職主導で方向性を決めるのは不適切です。
本人と家族が主体となって考えられるよう、専門職は情報提供や助言で支えます。
5:× レスパイトケアは、介護する家族を一時的に休ませるための支援です。
Hさんは施設に入所しており、Jさんの不安は介護疲れではなく将来の見通しが立たないことです。
【ポイント】
家族支援では、家族の不安を受け止めることから始め、課題を整理して一緒に解決策を考えます。
働き盛りの中途障害では、経済面や就労、子育てへの影響にも目を向ける必要があります。