正答3
解説
正解は3です。
便失禁を改善するには、失禁の原因を探り、それに合わせた対応を行います。
便意がはっきりしない場合は、排便が起こりやすい時間帯を利用して、トイレで排便する習慣をつくることが有効です。
【選択肢別解説】
1:× トイレの場所がわからない人には、トイレの表示を見やすくする、照明をつけておくなど、場所がわかる工夫をします。
ポータブルトイレの設置は、トイレの場所がわからないという原因に対応した方法ではありません。
2:× おむつを使用しても、便失禁そのものは改善しません。
移動に時間がかかる人には、早めの声かけや誘導、トイレに近い居室への変更などを考えます。
3:○ 朝食後は胃・結腸反射によって便意が起こりやすい時間帯です。
時間を決めてトイレに誘導することで、排便のリズムを整え、便失禁の改善につながります。
4:× 下剤の内服を中止するかどうかは、医師が判断することです。
介護福祉職が判断して中止させることはできません。
5:× 食事量を減らすと、低栄養につながるおそれがあります。
また、便の量が減って排便のリズムが乱れることもあり、便失禁の改善にはなりません。
【ポイント】
排泄の支援は「原因に合わせて対応する」が基本です。
便意がはっきりしない人には、朝食後など排便が起こりやすい時間を利用した定時誘導が有効です。