Fさん(70歳、女性)は、最近、抑うつ状態(depressive state)にあり、ベッドに寝ていることが多く、「もう死んでしまいたい」とつぶやいていた。
Fさんの発言に対する、介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
抑うつ状態にあり「もう死んでしまいたい」と話す人への言葉かけを問う事例問題です。
Fさんは「ベッドに寝ていることが多く」、気力が落ちている状態です。
【選択肢別解説】
1:× 「落ちこんだらだめ」という言葉は、Fさんの今の気持ちを否定しています。
本人をさらに追い詰めるおそれがあります。
2:○ 「とてもつらいのですね」と、Fさんのつらい気持ちをそのまま受け止めて言葉にしています。
共感を示すことで、Fさんは理解してもらえたと感じ、気持ちを話しやすくなります。
3:× 寝てばかりいる理由を問いただすと、責められているように感じさせます。
抑うつ状態で動けないこと自体が症状の表れです。
4:× 気分転換に誘うことは、今のFさんには負担になります。
「死んでしまいたい」という訴えを受け止めずに話をそらしています。
5:× 「頑張って」という励ましは、頑張れずに苦しんでいる人をさらに追い詰めます。
抑うつ状態の人には避けるべき言葉です。
【ポイント】
抑うつ状態の人には、励ましや叱咤を避け、気持ちを受け止める姿勢で関わります。
「死にたい」という発言は、その場で受け止めたうえで、必ず医療職や上司に報告して情報を共有します。