正答3
解説
正解は3です。
老年症候群とは、加齢に伴う心身の機能低下によって高齢者に多くみられる症状や状態の総称です。
転倒・骨折、尿失禁、認知機能障害、低栄養、嚥下障害、褥瘡などが含まれます。
【選択肢別解説】
1:× 高血圧症は動脈硬化などにつながる生活習慣病です。
老年症候群の症状を直接引き起こす疾患としては、骨粗鬆症ほど直接的ではありません。
2:× 糖尿病も重要な生活習慣病で、合併症を通じて高齢期の生活に影響します。
ただし、老年症候群に直接関わる疾患とはされていません。
3:○ 骨粗鬆症は骨がもろくなる病気で、転倒による骨折、特に大腿骨頸部骨折や脊椎の圧迫骨折を起こしやすくします。
骨折は寝たきりや廃用症候群の原因となり、老年症候群に直接関わります。
4:× 心筋梗塞は冠動脈が詰まって心筋が壊死する病気です。
生命に関わる疾患ですが、老年症候群に直接関わる疾患ではありません。
5:× 脂質異常症は動脈硬化の危険因子となる生活習慣病です。
老年症候群に直接関わる疾患ではありません。
【ポイント】
老年症候群は、病名ではなく「高齢者に多い症状・状態」のまとまりです。
骨粗鬆症は「転倒・骨折」を通じて要介護状態の主な原因の一つとなります。