次の記述のうち、パーキンソン病(Parkinson disease)で上肢の震えはあるが、自力摂取が可能な利用者の食事の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
パーキンソン病で上肢に震えがあると、スプーンで食べ物をすくう動作が難しくなります。
自力で食べられる力を生かすため、食器の工夫で動作を助けます。
【選択肢別解説】
1:× 口腔内のアイスマッサージは、嚥下反射を促すために食事の前に行うものです。
食後に行うものではなく、上肢の震えへの対応でもありません。
2:○ 片側の縁が高い皿を使うと、食べ物を縁に寄せてすくいやすくなります。
手が震えても食べ物が皿の外にこぼれにくく、自力での摂取を助けます。
3:× 上半身を後ろに倒すと、食べ物が咽頭に流れ込みやすくなり、誤嚥の危険が高まります。
やや前かがみで顎を引いた姿勢が適切です。
4:× 食器の位置を説明するのは、視覚障害のある人への対応です。
上肢の震えへの対応ではありません。
5:× 踵を浮かすと座った姿勢が不安定になります。
足底を床にしっかりつけて、姿勢を安定させます。
【ポイント】
上肢に震えがある人には、すくいやすい皿、滑り止めマット、柄の太いスプーンなどの自助具が有効です。
パーキンソン病では嚥下障害も起こりやすいため、食事の姿勢にも注意します。