〔事例〕
Gさん(38歳、女性)は、母親(65歳)と暮らしていた。
両側性感音難聴(sensorineural hearing loss)があり、雑音がある場所では話を聞き取りにくい。
相手の口の動きや表情から会話の内容を理解することはできる。
Gさんは、脳梗塞(cerebral infarction)を発症し、左片麻痺で車いすの生活となり、障害支援区分4と認定された。
母親による介護が難しくなったため、障害者支援施設に入所することになった。
Gさんは、写真を撮ることが好きで、施設で近くの公園に出かけたときに、介護福祉職に手伝ってもらいながら好きな風景を撮影している。
Gさんは、その写真をアルバムにして、母親にプレゼントしたいと考えている。
ある日、Gさんから、「アルバムを作りたい。飾りの付け方やメッセージの書き方を教えてほしい」と相談があった。
介護福祉職は、Gさんとアルバムを作ることにした。
次のうち、Gさんが施設入所支援と同時に利用している障害福祉サービスとして、適切なものを1つ選びなさい。
正答4
解説
正解は4です。
Gさんは障害支援区分4で、障害者支援施設に入所しています。
障害者支援施設では、夜間に施設入所支援を受け、日中は生活介護などの日中活動のサービスを組み合わせて利用します。
【選択肢別解説】
1:× 自立生活援助は、施設やグループホームから一人暮らしに移った人に、定期的な巡回訪問や随時の対応を行うサービスです。
施設に入所しているGさんは対象になりません。
2:× 療養介護は、医療と常時の介護が必要な人が、病院などで機能訓練や療養上の管理を受けるサービスです。
障害者支援施設で利用するものではありません。
3:× 短期入所は、在宅で暮らす障害者が、介護者の病気などの際に一時的に施設に入所するサービスです。
すでに入所しているGさんが利用するものではありません。
4:○ 生活介護は、常に介護が必要な人に、日中に入浴・排泄・食事の介護や創作的活動などの機会を提供するサービスです。
施設入所支援と組み合わせて利用し、Gさんのアルバム作りのような活動もここで支援されます。
5:× 居宅介護は、自宅で入浴や家事などの援助を受けるサービスです。
施設に入所しているGさんは利用しません。
【ポイント】
障害者支援施設は「夜間の施設入所支援」と「日中活動(生活介護など)」の組合せで利用します。
障害福祉サービスの対象者と利用場所を整理しておきましょう。