Aさん(78歳、女性)は、一人暮らしである。
家事や買物は、時間はかかるが、できるだけ自分で取り組んでいる。
近くに頼れる親族がいないため、緊急時にすぐに通報できる公共サービスを利用している。
Aさんは、定期的に市の窓口や地域包括支援センターに今後の生活支援について相談している。
近所には、毎日散歩を一緒にしている友人グループがいて、散歩に来ない仲間がいると訪問して声をかけあっている。
次のうち、Aさんの生活を支える自助に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答1
解説
正解は1です。
地域包括ケアシステムで用いられる「自助・互助・共助・公助」の区別を問う問題です。
自助は自分の力で生活を支えること、互助は住民同士の自発的な支え合い、共助は介護保険などの社会保険、公助は税による公的支援です。
【選択肢別解説】
1:○ Aさんは「家事や買物は、時間はかかるが、できるだけ自分で取り組んでいる」と書かれています。
自分の力で身の回りのことを行うことは、自助に該当します。
2:× 緊急時に通報できる公共サービスは、市町村などの行政が提供する支援です。
税を財源とする行政サービスの利用は、公助に該当します。
3:× 市の窓口の職員による相談は、行政による支援です。
自助ではなく、公助に該当します。
4:× 地域包括支援センターの職員による相談は、市町村の責任のもとで行われる公的な支援です。
自助ではなく、公的な支え(公助・共助)に当たります。
5:× 散歩仲間同士が声をかけあうことは、住民同士の自発的な支え合いです。
自助ではなく、互助に該当します。
【ポイント】
「自分で」は自助、「近所や仲間同士で」は互助、「社会保険の制度で」は共助、「行政が税で」は公助と、支え手と財源で区別すると判断しやすくなります。