新人職員のAさん(20歳)は、子どもの頃からの夢だった介護福祉職になり、がんばって働いていた。
ただ、介護の技術をもっと学ぶ必要があるといつも感じていた。
ある日、利用者Bさんに、「Aさんじゃダメだ、別の人を呼んで」と言われて、ショックを受けた。
悩むうちに利用者とかかわりたくないと感じるようになり、眠れなくなってしまった。
次の記述のうち、このような状況にあるAさんが、ストレスを取り除くためにまず行うべき対処方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答4
解説
正解は4です。
仕事のストレスで心身に不調が出始めた新人職員が、まず行うべき対処方法を問う問題です。
事例のAさんは、利用者の言葉にショックを受け、「利用者とかかわりたくない」と感じ、「眠れなくなってしまった」状態です。
【選択肢別解説】
1:× すでに眠れなくなっている状態で、自分の学びが足りないと責めると、ストレスがさらに強まります。
まずは一人で抱え込まないことが大切です。
2:× 技術を高めることは大切ですが、心身に不調が出ている段階で全力で取り組むと、疲労がたまります。
ストレスへの最初の対処としては適切ではありません。
3:× 眠るための飲酒は、睡眠の質を下げ、アルコール依存症につながるおそれがあります。
健康的なストレス対処の方法ではありません。
4:○ 上司や同僚に悩みを話すことは、周囲の支え(ソーシャルサポート)を得る対処方法です。
気持ちが整理され、利用者との関係づくりについて具体的な助言も受けられます。
5:× 一度の出来事で向いていないと判断して転職するのは、早すぎる判断です。
まずは職場の支援を受け、状況を見直すことが先です。
【ポイント】
介護職のストレス対処では、一人で抱え込まず、職場の仲間や上司に相談することが基本です。
バーンアウト(燃え尽き症候群)を防ぐためにも、早めに周囲の支えを活用することが大切です。