正答3
解説
正解は3です。
歩行が不安定になり、移動の意欲が低下している利用者への介護を問う問題です。
意欲を引き出すには、本人が「できた」と感じられる経験を積み重ねることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 福祉用具の使用を避けると、転倒の危険が高まり、歩くことへの不安も強まります。
杖や歩行器などを活用して、安全に歩ける環境を整えます。
2:× 移動の意欲を高めるには、「食堂でみんなと食事をする」などの目的を伝えることが有効です。
歩行機能の改善だけを優先すると、本人の動機づけにつながりにくくなります。
3:○ 達成可能な目標距離を設定すると、目標を達成した成功体験を積み重ねられます。
成功体験は自信につながり、移動の意欲を高めます。
4:× 移動範囲を縮小すると活動量が減り、筋力が低下して廃用症候群(生活不活発病)を招きます。
安全に配慮しながら、移動の機会を保つことが必要です。
5:× 本人が希望しない目標を介護福祉職が決めると、意欲はさらに低下します。
目標は本人と話し合い、本人の意思を尊重して設定します。
【ポイント】
意欲を引き出す支援の基本は、「本人と一緒に決めた、達成可能な目標」と「成功体験の積み重ね」です。