正答5
解説
正解は5です。
右片麻痺のある利用者が前開きの上着を着脱するときの手順を問う問題です。
片麻痺のある人の着脱は「脱健着患」が原則で、脱ぐときは健側(左)から、着るときは患側(右)から行います。
【選択肢別解説】
1:× 麻痺のある右側の袖から先に抜こうとしています。
脱ぐときは、健側である左側の袖から腕を抜きます。
2:× この手順も、患側である右側の袖から先に抜こうとしています。
右肩の衣服を下げておくことは脱ぎやすくする工夫になりますが、袖を先に抜くのは健側の左からです。
3:× この説明は、どちらの袖から通すかという、右片麻痺に応じた手順を示していません。
前開きの上着では、患側の袖を先に通し、背中側に回して健側の袖を通す手順を伝えることが大切です。
4:× 右袖を肘までしか通さないと、上着を背中に回したときに袖が抜けやすくなります。
また、肩まわりにゆとりがないため、左袖を通しにくくなります。
5:○ 着るときは、患側である右袖を先に、肩までしっかり通します。
そのあとで上着を背中に回し、動かしやすい左腕を左袖に通すと、無理なく着ることができます。
【ポイント】
「脱健着患(だっけんちゃっかん)」は着脱介助の最頻出の原則です。
着るときは患側の袖を肩まで通すことが、スムーズに着るための要点です。