〔事例〕
Aさん(42歳、男性)は、知的障害がある。
父親(72歳)と二人暮らしをしている。
半年前、Aさんに血便がみられたため病院を受診したところ、大腸がん(colorectal cancer)と診断され、S状結腸ストーマを造設した。
パウチの交換に支援が必要となり、退院後は父親が自宅で介護をしていた。
父親の介護負担が大きくなったため、居宅介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)にAさんから、「今度、父親と温泉に行くことになったが、便のにおいが気になる」と相談があった。
次のうち、訪問介護員(ホームヘルパー)がAさんに勧める食品として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
ストーマのある人の便のにおいを抑える食品を問う問題です。
事例のAさんは、「父親と温泉に行くことになったが、便のにおいが気になる」と相談しています。
【選択肢別解説】
1:× チーズは、たんぱく質や脂肪が多く、便のにおいを強くする食品とされています。
においが気になるときに勧める食品ではありません。
2:× たまねぎは、硫黄を含む成分が多く、便やガスのにおいを強くする食品です。
においを抑えるために勧める食品ではありません。
3:○ ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整え、においのもとになる物質の発生を抑えます。
ストーマのある人の便のにおいを抑える食品として勧められます。
4:× にらは、においの強い成分を含み、便のにおいを強くする食品です。
においが気になるときには控えます。
5:× アスパラガスも、便や尿のにおいを強くする食品とされています。
においを抑えるために勧める食品ではありません。
【ポイント】
においを強くする食品は「ねぎ類(たまねぎ・にら・にんにく)、チーズ、アスパラガス、卵、肉類」などです。
においを抑える食品には「ヨーグルト、乳酸菌飲料、パセリ、レモン」などがあります。