第106回 看護師国家試験 午後問219
Aちゃん(11歳、女児)。
眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治療を受けたが改善しなかった。
その後、Aちゃんと母親が下腿の浮腫に気付き眼科の医師に相談したところ、特発性ネフローゼ症候群を疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。
Aちゃんは、ステロイド治療の開始後 10 日で尿蛋白が陰性となり、浮腫等の症状が改善した。
入院後3週、ステロイド薬の副作用(有害事象)として、満月様顔貌が出現している。
他に明らかな副作用(有害事象)は出現していない。
ステロイド薬の内服を続けながら退院することになった。
Aちゃんの退院後の生活について指導する内容で適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5(満月様顔貌が気になる場合もステロイド薬の内服を続ける)。
ステロイド薬(プレドニゾロン等)は自己判断で中止すると副腎不全(離脱症状)や原疾患の再燃を招くため、満月様顔貌等の副作用が気になっても内服を継続し、医師の指示で漸減する必要がある。
選択肢5が正解。
選択肢1は誤り。
日光回避は皮膚癌・SLE等で重要だが、ネフローゼのステロイド治療では一律不要。
2も誤り。
毎日体重測定は浮腫評価上有用だが、退院後の通常生活では週1〜2回程度で十分。
3も誤り。
学校欠席は感染症流行時等に限り、原則として登校可能(ステロイド減量過程では感染対策を講じる)。
4も誤り。
シャワー浴限定の指示はなく、入浴も可能。
ステロイド管理では飲み忘れ防止・感染予防・体重管理が指導の柱となる。まとめて解く
第106回を通しで解く(240問)→
この回の他の問題
第106回 看護師国家試験 の全240問を見る →