第106回 看護師国家試験 午後問231
Aちゃん(6歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。
誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。
現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および移乗は全介助である。
声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。
母親は「Aは来年の4月には小学校に入学する年齢だけど、入学に向けてどうすればよいのか分からない」と訪問看護師に相談した。
訪問看護師が行う援助として適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4(教育委員会に小学校入学に関する相談をするよう勧める)。
重症心身障害児の就学先決定は、市区町村の教育委員会(就学支援委員会)が本人・保護者・学校・医療機関の意見を踏まえて総合的に判断する仕組みで、保護者がまず教育委員会に相談することが標準的手順となる。
選択肢4が正解。
選択肢1の自宅教員派遣は訪問教育の制度として存在するが、就学先決定の前段階としては教育委員会への相談が優先。
2の特別支援学校紹介は選択肢の一つだが、本人の状態・地域資源・保護者意向により普通学校・特別支援学級・特別支援学校等の選択肢があり、訪問看護師が一方的に紹介するのは不適切。
3の父親の仕事調整は家族の選択事項で看護師から勧める内容ではない。
教育委員会との連携が就学準備の起点となる。まとめて解く
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