第108回 看護師国家試験 午前問73
A さん(82 歳、男性)は、妻(75 歳)と2人暮らし。
障害高齢者の日常生活自立度判定基準 B-1。
日中は車椅子に座っていることが多い。
A さんの仙骨部に発赤があるのを発見したため、訪問看護師は妻に A さんへの介護方法を指導することにした。
妻に指導する内容で正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「時々お尻を浮かすよう声をかけましょう」が正しい。
車椅子座位の長時間化により仙骨部に発赤が生じている事例では、圧再分配(pressure redistribution)の指導が必要となる。
プッシュアップ動作(殿部を持ち上げる)を15〜30分に1回程度行い局所の圧迫を解放することが圧迫予防に有効である。
選択肢1の発赤部のマッサージは皮下組織の損傷を悪化させ、深部組織損傷を進行させるため禁忌(NPUAP/EPUAPガイドライン)。
2の夜間2時間毎の体位変換は重要だが、車椅子座位中の対応として最優先ではない。
4の円座は局所の血流を阻害し新たな褥瘡を作るため使用しない(現在のガイドラインでは推奨されない)。
クッション・体圧分散マットレス、栄養管理、皮膚観察と組み合わせて予防する。まとめて解く
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