第113回 看護師国家試験 午後問233
Aさん(24歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。
連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司のBさんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。
受診に同行していた母親からは「A から〈私の代わりに鍵が閉まっているか見てきてほしい〉といった要望が多い。
それに従わないと〈どうして私のつらさを分かってくれないの〉と大きな声を出す。
どのように関わればよいか分からない」と看護師に相談があった。
母親への看護師の対応で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「母親が疾患をどのように理解しているか確認する。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「要望に応じ続ける方がよいと助言する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「治療の効果が得られるまで待つように伝える。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
4の「A さんが大きな声を出しても反応しないように助言する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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