第115回 看護師国家試験 午後問170
多発性筋炎と診断された成人の症状について正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
多発性筋炎は体幹近位筋(上腕・大腿・頸部)優位の対称性筋力低下を主症状とする自己免疫性炎症性筋疾患で、患者は「物が持ち上げにくい」「階段が昇りにくい」「髪を結べない」「立ち上がれない」などのADL障害を訴える。
CK・アルドラーゼなど筋逸脱酵素の上昇、筋電図の筋原性変化、筋生検でリンパ球浸潤と筋線維壊死を認めて診断し、ステロイド・免疫抑制薬で治療する。
1の両頬紅斑(蝶形紅斑)はSLEに特徴的(皮膚筋炎ではヘリオトロープ疹・ゴットロン徴候など特有の皮膚症状を伴う)。
2の足関節が動かないのは末梢神経障害寄りの所見。
4の温熱で手指が白色化することはなく、寒冷曝露で蒼白→紫色→発赤と変化するレイノー現象は膠原病で時にみられる症状である。
皮膚筋炎との関係(皮膚症状の有無)と悪性腫瘍合併にも注意する。まとめて解く
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