第115回 看護師国家試験 午後問187
A さんは産褥 2 日である。
現在、子宮底の位置は臍高で、大きく柔らかい。
下腹部痛はないが悪露の排出は多い。
A さんへの看護ケアで適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
産褥2日で子宮底の位置が臍高で大きく軟らかく、悪露排出も多いのは子宮復古不全の徴候である。
子宮復古不全では子宮底マッサージ(輪状マッサージ)により子宮収縮を促し、復古を促進する。
必要に応じて子宮収縮薬(メチルエルゴメトリン、オキシトシン)の併用も検討する。
1の安静臥床は悪露の貯留を促進し復古を遅らせ、また血栓予防の観点からも望ましくない(早期離床が原則)。
2の直接授乳は児の吸啜刺激でオキシトシン分泌が起こり子宮収縮が促進されるため、むしろ授乳継続が望ましい(中止は逆効果)。
3の温罨法は局所血流増加で出血を増やす可能性があり、子宮復古不全には冷罨法(氷嚢)が選択されることもある。
産褥期は子宮復古、悪露、乳汁分泌、心理状態(マタニティブルー)の総合的観察が必要である。まとめて解く
第115回を通しで解く(240問)→
この回の他の問題
第115回 看護師国家試験 の全240問を見る →