正答5
解説
正解は5です。
炎症性腸疾患であるクローン病と潰瘍性大腸炎の違いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× クローン病は、50歳代ではなく10~20歳代の若年者に好発します。
2:× クローン病は口から肛門まで全消化管に起こりますが、好発部位は回腸末端から回盲部です。
S状結腸を含む直腸側から病変が連続するのは、潰瘍性大腸炎の特徴です。
3:× クローン病の活動期には、狭窄による腸閉塞を防ぐため、不溶性食物繊維を制限します。
低残渣・低脂肪の食事や成分栄養剤による栄養療法が基本です。
4:× 潰瘍性大腸炎の患者数は、クローン病より多くなっています。
5:○ 潰瘍性大腸炎は、罹患範囲が広く罹病期間が長いほど、大腸がんの発生リスクが高まります。
【ポイント】
クローン病は全層性で非連続性(skip lesion)の病変、潰瘍性大腸炎は粘膜の連続性の病変です。
クローン病では脂肪制限と成分栄養剤、潰瘍性大腸炎では活動期の低残渣食が基本です。