正答2
解説
正解は2です。
原発性甲状腺機能低下症は、甲状腺そのものの障害で甲状腺ホルモンの分泌が低下した状態です。
代表的な原因は橋本病(慢性甲状腺炎)です。
【選択肢別解説】
1:× 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値は、上昇ではなく低下します。
甲状腺からのホルモン分泌が減っているためです。
2:○ 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値は上昇します。
甲状腺ホルモンが減ると負のフィードバックが弱まり、下垂体からのTSH分泌が増えるためです。
3:× 血清総コレステロール値は、低下ではなく上昇します。
甲状腺ホルモンの不足で、肝臓でのLDL受容体の働きやコレステロールの代謝・排泄が低下するためです。
4:× エネルギー必要量は、増加ではなく減少します。
甲状腺ホルモンは基礎代謝を高めるホルモンなので、不足すると基礎代謝が低下します。
5:× 脈拍数は、増加ではなく減少(徐脈)します。
甲状腺ホルモンによる心臓への刺激作用が弱まるためです。
【ポイント】
原発性甲状腺機能低下症は「甲状腺ホルモン低下・TSH上昇」が特徴です。
症状は寒がり、むくみ、体重増加、便秘、徐脈、高コレステロール血症で、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と正反対になります。