正答4
解説
正解は4です。
熱中症の発生状況と、予防・応急処置の基本を問う問題です。
高温環境への対策は、気温だけでなく湿度や輻射熱も含めて考える必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 熱中症による救急搬送者数は、横ばいではありません。
年ごとの暑さに応じて大きく変動し、猛暑の年には大幅に増えています。
2:× 患者は九州・沖縄地方に集中しているわけではありません。
熱中症は全国で発生しており、人口の多い地域や内陸の高温地域でも多くみられます。
3:× 屋内での発症も多くみられます。
特に高齢者は、冷房を使わない住居内で熱中症を起こす例が少なくありません。
4:○ 湿球黒球温度(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症予防の指標です。
気温に加えて湿度と輻射熱を組み合わせて算出し、暑さ指数とも呼ばれます。
5:× 熱痙攣には、電解質を含まない水ではなく塩分を含む水分を与えます。
熱痙攣は大量の発汗で塩分が失われたところに水だけを補い、血中ナトリウム濃度が下がって起こるからです。
【ポイント】
WBGTは湿度の影響を大きく反映する指標で、運動や作業を控える目安として使われます。
熱中症の水分補給は、水だけでなく塩分(ナトリウム)も一緒に補うことが原則です。