正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
骨の代謝と、骨・関節の代表的な疾患を問う問題です。
骨粗鬆症・骨軟化症・変形性関節症の違いを区別することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:○ 閉経後には、骨吸収は亢進します。
骨吸収を抑えていたエストロゲンの分泌が低下し、破骨細胞の働きが強まるからです。
2:× 変形性関節症は、骨密度の低下によって起こるのではありません。
加齢や肥満による負荷で関節軟骨がすり減り、変性することで起こります。
3:× 骨の石灰化障害は、骨粗鬆症ではなく骨軟化症です。
骨粗鬆症は、石灰化は正常のまま骨量が減少し、骨がもろくなる病気です。
4:× 大腿骨頸部(近位部)骨折は、男性ではなく女性での発生率が高いです。
閉経後の骨粗鬆症を背景に、高齢女性が転倒して起こることが多いからです。
5:○ 糖質コルチコイド薬の投与は、骨折リスクを高めます。
骨形成の抑制や腸からのカルシウム吸収の低下などにより、ステロイド性骨粗鬆症を起こすからです。
【ポイント】
骨粗鬆症は「骨量が減る病気」、骨軟化症は「骨が石灰化しない病気」と区別します。
二次性骨粗鬆症の原因として、糖質コルチコイドの長期使用が最も多いことを覚えておきましょう。