正答3
解説
正解は3です。
赤血球の構造・寿命・産生調節と、古くなった赤血球の処理を問う問題です。
造血を調節するホルモンも、血球の種類ごとに区別して覚えます。
【選択肢別解説】
1:× ヘモグロビンが含むのは、銅ではなく鉄です。
ヘムの中心にある鉄が酸素と結合して、全身へ酸素を運びます。
2:× 末梢血中の成熟した赤血球には、核がありません。
赤血球は骨髄で成熟する過程で核を失い、その分ヘモグロビンを多く含めるようになります。
3:○ 老朽化した赤血球は、脾臓で破壊されます。
変形しにくくなった古い赤血球が脾臓のマクロファージに捕らえられ、処理されるからです。
4:× 赤血球の寿命は、約30日ではなく約120日です。
5:× 赤血球の産生を刺激するのは、トロンボポエチンではなくエリスロポエチンです。
エリスロポエチンは主に腎臓で作られ、トロンボポエチンは血小板の産生を刺激します。
【ポイント】
赤血球が壊れて出たヘムはビリルビンとなり、肝臓で処理されて胆汁中に排泄されます。
腎不全ではエリスロポエチンの産生が低下するため、腎性貧血が起こります。