正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
食欲の調節の仕組みと、消化酵素の日内リズムを問う問題です。
視床下部の摂食中枢・満腹中枢が、血糖やホルモン、神経の情報を受けて食欲を調節しています。
【選択肢別解説】
1:× 摂食行動は、ストレスの影響を受けます。
ストレスによって食欲が低下したり、逆に過食が起こったりすることが知られています。
2:○ 食欲は、迷走神経の影響を受けます。
胃の伸展や消化管ホルモンの情報が迷走神経を通じて脳に伝えられ、満腹感や空腹感の形成に関わるからです。
3:× 動脈と静脈のグルコース濃度の差が大きいときに興奮するのは、摂食中枢ではなく満腹中枢です。
濃度の差が大きいことは組織がグルコースをよく利用している状態を示し、満腹のシグナルとなります。
4:× レプチンの分泌は、体脂肪率が上昇すると減少するのではなく増加します。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるため、体脂肪の量に比例して血中濃度が高くなります。
5:○ 消化酵素の日内リズムは、食事の影響を受けます。
決まった時刻に食事をとると、その時刻に合わせて消化酵素の分泌や活性が高まるようにリズムが調整されるからです。
【ポイント】
動静脈のグルコース濃度差が小さい(グルコースの利用が少ない)と、摂食中枢が興奮して空腹を感じます。
肥満者では血中レプチン濃度が高いにもかかわらず食欲が抑えられない、レプチン抵抗性がみられます。