正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(生理的効果ではないもの)です。
食物繊維や難消化性糖質は、小腸で消化されずに大腸まで届き、さまざまな生理作用を示します。
【選択肢別解説】
1:× 難う蝕性は、生理的効果に含まれます。
キシリトールなどの難消化性糖質は口腔内の細菌に利用されにくく、虫歯の原因となる酸を作りにくいからです。
2:× 食後の血糖値上昇抑制は、生理的効果に含まれます。
水溶性食物繊維が胃からの排出や糖の吸収を遅らせるからです。
3:○ 大腸の蠕動運動抑制は、生理的効果ではありません。
食物繊維は便の量を増やし、大腸の蠕動運動を抑制するのではなく促進して、便通を改善します。
4:× 腸内細菌叢の改善は、生理的効果に含まれます。
食物繊維やオリゴ糖はビフィズス菌などの有用菌の栄養源となり、その増殖を促すからです。
5:× 短鎖脂肪酸の生成は、生理的効果に含まれます。
腸内細菌が食物繊維を発酵させて酢酸・プロピオン酸・酪酸などを作り、大腸の粘膜のエネルギー源になります。
【ポイント】
食物繊維の発酵で生じる短鎖脂肪酸は吸収されてエネルギー源となり、食物繊維のエネルギー量は1gあたり0〜2kcal程度とされます。
不溶性食物繊維は便量の増加、水溶性食物繊維は血糖やコレステロールの上昇抑制が主な作用です。