正答4
解説
正解は4です。
糖尿病腎症の病期ごとの食事療法の基準を問う問題です。
腎症が進むほど、たんぱく質・カリウムの制限が厳しくなります。
【選択肢別解説】
1:× 第1期ではリンの制限は必要ありません。
腎機能は保たれており、リン500 mg/日という制限は過度です。
2:× 第2期のエネルギーは、35 kcalではなく25〜30 kcal/kg標準体重/日が目安です。
この時期は血糖コントロールが中心で、通常の糖尿病の食事療法と同様に考えます。
3:× 第3期で高カリウム血症がある場合、カリウムを4.0 g/日とするのは多すぎます。
2.0 g/日未満を目安に制限します。
4:○ 第4期では、たんぱく質を0.7 g/kg標準体重/日とします。
腎不全期は0.6〜0.8 g/kg標準体重/日に制限して腎臓の負担を減らすため、0.7 gはこの範囲に入ります。
5:× 第5期の血液透析患者の水分は、35 mL/kgドライウェイト/日では多すぎます。
透析間の体重増加を抑えるため、水分はできるだけ少なくします。
【ポイント】
たんぱく質の制限は第3期で0.8〜1.0 g/kg、第4期で0.6〜0.8 g/kgと段階的に厳しくなります。
カリウムは第3期で高カリウム血症があれば2.0 g/日未満、第4期では1.5 g/日未満が目安です。