正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
公衆衛生・予防医学の歴史上の出来事について、人物・宣言・制度の時代背景を正しく結び付けられるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ スノーは19世紀半ばのロンドンで、コレラ患者の分布と飲み水の関係を実地調査しました。
汚染された井戸のポンプの使用を止めさせ、流行を抑えるきっかけをつくりました。
病原体が発見される前に疫学的方法で対策を示した例として知られています。
2:○ 近代公衆衛生は、産業革命下の英国で始まりました。
都市への人口集中で劣悪な住環境と感染症が広がり、チャドウィックの報告を経て公衆衛生法が制定されました。
3:× ヘルスプロモーションを世界に広めたのは、1986年のオタワ憲章です。
アルマ・アタ宣言(1978年)が広めたのは、プライマリヘルスケアの理念です。
4:× わが国の保健所は、第二次世界大戦前の1937年に旧保健所法によって創設されました。
戦後の1947年に保健所法が全面改正され、機能が拡充されました。
5:× 母子健康手帳は、少子化対策として導入されたものではありません。
戦時中の妊産婦手帳に始まり、妊産婦・乳幼児の健康管理と死亡率の低下を目的に母子手帳、母子健康手帳へと発展しました。
【ポイント】
アルマ・アタ宣言はプライマリヘルスケア、オタワ憲章はヘルスプロモーション、と対で覚えます。
保健所の創設は戦前(1937年)である点も頻出です。