正答5
解説
正解は5です。
リポたんぱく質の種類と役割、脂質の臓器間輸送に関わる酵素を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カイロミクロンが輸送するのは、肝臓で合成されたトリアシルグリセロールではなく、小腸で吸収された食事由来のトリアシルグリセロールです。
肝臓で合成されたトリアシルグリセロールは、VLDLが輸送します。
2:× VLDLのコレステロール含有率は、LDLより小さいです。
VLDLはトリアシルグリセロールが主成分で、LDLはコレステロールを最も多く含むリポたんぱく質です。
3:× LDLのコレステロールが末梢細胞へ取り込まれるのは、LDL受容体を介してです。
レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)は、HDL上でコレステロールをエステル化する酵素です。
4:× 末梢細胞のコレステロールがHDLへ取り込まれる過程に関与するのは、リポたんぱく質リパーゼ(LPL)ではなく、ABCA1やLCATです。
LPLは、カイロミクロンやVLDLのトリアシルグリセロールを分解する酵素です。
5:○ 脂肪組織から血中に放出された遊離脂肪酸は、アルブミンと結合して輸送されます。
脂肪酸は水に溶けにくいため、アルブミンに結合して全身に運ばれます。
【ポイント】
外因性の脂質はカイロミクロン、内因性の脂質はVLDLが運びます。
LDLはコレステロールを末梢へ、HDLは末梢から肝臓へ運びます。