正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
膠原病、自己免疫性疾患、免疫不全症の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性ではなく若い女性に多い疾患です。
患者の大部分を20〜40歳代の女性が占めます。
2:○ 強皮症では、食道の蠕動運動は低下します。
全身性強皮症では皮膚や内臓の線維化が進み、食道の平滑筋も障害されて嚥下障害や逆流性食道炎が起こります。
3:× バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)そのものではなく、TSH受容体に対する抗体で発症します。
この抗体がTSH受容体を刺激し続けるため、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
4:× シェーグレン症候群では、唾液の分泌は増加ではなく減少します。
唾液腺や涙腺が自己免疫で障害され、口腔乾燥や眼の乾燥が起こります。
5:○ エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)では、日和見感染が起こります。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)がCD4陽性Tリンパ球を破壊するため、健常者では問題にならない病原体にも感染します。
【ポイント】
膠原病は女性に多く、SLEは蝶形紅斑、強皮症は皮膚硬化とレイノー現象、シェーグレン症候群は乾燥症状が特徴です。
バセドウ病は「TSH受容体抗体」という表現を正確に覚えましょう。