K 総合病院に勤務する管理栄養士である。
患者は、58歳、男性。
酒販店を自営している。
慢性腎臓病(CKD)で近所のクリニックに通院して生活指導を受けていたが、本人は積極的に取り組んでいなかった。
この度、腎機能が悪化した(ステージ 4 ) ため当院に紹介された。
医師より、エネルギー 2,000 kcal、たんぱく質 40 g、カリウム 1,500 mg 以下、食塩 6 g 未満の栄養食事指導の依頼があった。
本人と妻に日常の食事計画について説明を行い、患者と相談の結果、低たんぱく質ごはんを使用し、主菜の食材でたんぱく質摂取量が約30 g となるように計画することにした。
患者は、朝食の主菜は卵 1個(50 g)または木綿豆腐 1 / 3丁(100 g)のどちらかにすると言う。
これを受けて、昼食と夕食の主菜を合わせた目安量である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
主菜の食材でたんぱく質を約30g摂る計画です。
朝食の卵1個または木綿豆腐1/3丁で約6gのたんぱく質を摂るので、昼食と夕食の主菜で残りの約24gを摂ることになります。
【計算】
朝食:卵50gまたは木綿豆腐100gのたんぱく質は約6gです。
昼食と夕食で必要な量:30g−6g=24gです。
魚介類・肉類のたんぱく質は100g当たり約20gなので、60gで約12gです。
魚介類60g+肉類60g=約12g+約12g=約24gです。
合計:6g+24g=約30gとなります。
【選択肢別解説】
1:× 魚介類または肉類30gでは、たんぱく質は約6gにとどまります。
朝食と合わせて約12gとなり、目標の約30gに足りません。
2:× 魚介類または肉類45gでは、たんぱく質は約9gです。
朝食と合わせて約15gとなり、目標に足りません。
3:× 魚介類30gと肉類30gでは、たんぱく質は約12gです。
朝食と合わせて約18gとなり、目標に足りません。
4:○ 魚介類60gと肉類60gで約24gのたんぱく質となり、朝食の約6gと合わせて約30gになります。
最も適切な目安量です。
【ポイント】
低たんぱく質ごはんを用いると、主食からのたんぱく質を減らし、その分を良質なたんぱく質源である主菜に回せます。
食品のたんぱく質量の目安は、卵1個約6g、魚・肉100g約20gと覚えておくと便利です。