正答4
解説
正解は4です。
尿の生成の仕組みと、腎臓に作用するホルモンの働きを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 原尿は、尿細管ではなく糸球体で血液が濾過されて生成されます。
尿細管では、原尿から必要な物質の再吸収と、不要な物質の分泌が行われます。
2:× 糸球体に流入する血液は、静脈血ではなく動脈血です。
輸入細動脈から糸球体に入り、輸出細動脈から出ていきます。
3:× アルドステロンは、カリウムの再吸収ではなくナトリウムの再吸収を促進します。
同時に、カリウムの排泄を促進します。
4:○ バソプレシン(抗利尿ホルモン)は、水の再吸収を促進します。
下垂体後葉から分泌され、腎臓の集合管に水チャネル(アクアポリン2)を増やします。
その結果、尿が濃縮されて尿量が減ります。
5:× 糸球体濾過量は、腎血流量の約90%ではありません。
糸球体で濾過されるのは腎血漿流量の約20%で、これを濾過率といいます。
血球を含めた腎血流量に対しては、約10%にすぎません。
【ポイント】
アルドステロンはナトリウムの再吸収とカリウムの排泄、バソプレシンは水の再吸収と覚えましょう。
原尿は1日約150Lつくられ、その約99%が再吸収されます。