正答5
解説
正解は5です。
栄養素の欠乏を評価するには、その栄養素の体内量や機能を反映する指標を用います。
関係のない臨床検査項目と組み合わされた選択肢を見抜くことが必要です。
【選択肢別解説】
1:× 尿中ケトン体は、糖質不足や糖尿病で脂肪酸の分解が進んだときに増えます。
たんぱく質の評価には、血清アルブミンやトランスサイレチンなどを用います。
2:× プロトロンビン時間は、ビタミンKの欠乏で延長する指標です。
ビタミンB1の評価には、血中ビタミンB1濃度などを用います。
3:× 尿中ビリルビンは、肝臓や胆道の障害を反映する指標です。
ビタミンCの評価には、血漿や白血球中のビタミンC濃度を用います。
4:× 血清トリグリセリドは、脂質代謝の指標です。
カルシウムの不足は、骨密度などで評価します。
5:○ 血清フェリチンは、体内の貯蔵鉄量を反映します。
鉄欠乏では貧血より先に低下するので、鉄欠乏の評価に用います。
【ポイント】
鉄欠乏は、貯蔵鉄(フェリチン)の減少、血清鉄の低下、貧血の順に進みます。
血清カルシウム濃度は副甲状腺ホルモンで保たれるため、摂取不足の指標になりにくいです。