正答3
解説
正解は3です。
微小変化型ネフローゼ症候群は、ステロイド薬がよく効き、小児から若年者に多い病型です。
食事療法では、たんぱく質は軽度の制限にとどめ、十分なエネルギーを確保します。
【選択肢別解説】
1:× エネルギー摂取量は、20〜25ではなく35kcal/kg標準体重/日程度とします。
エネルギーが不足すると、たんぱく質が分解されてしまうためです。
2:× 微小変化型のたんぱく質摂取量は、1.5ではなく1.0〜1.1g/kg標準体重/日程度とします。
過剰なたんぱく質は尿たんぱくを増やし、腎臓に負担をかけます。
3:○ 浮腫がみられるときは、水分を前日尿量に500mLを加えた量とします。
体内に水分がたまりすぎないよう、尿量に応じて調整する考え方です。
4:× ネフローゼ症候群では肝臓でのリポたんぱく質合成が亢進します。
LDL-コレステロール値は低下ではなく上昇します。
5:× 微小変化型は、ステロイド薬への反応が他の病型に比べて良好です。
ただし、再発しやすいという特徴があります。
【ポイント】
ネフローゼ症候群の診断基準は、高度のたんぱく尿(3.5g/日以上)と低アルブミン血症(3.0g/dL以下)です。
浮腫や脂質異常症(高LDL-コレステロール血症)は参考所見です。