「牛乳は苦手だけど、明日から残さず飲もうと思います」と話す、小学生 A さんへの給食指導である。
トランスセオレティカルモデルに基づいた指導として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)では、段階に合わせた働きかけを選びます。
Aさんは「明日から残さず飲もう」と、近いうちに行動を始める意思を示しているので、準備期にあたります。
準備期には、行動を始めることを決意し、周囲に表明する「自己の解放」が有効です。
【選択肢別解説】
1:× 牛乳の栄養素の説明は、知識を増やして問題に気づかせる「意識の高揚」です。
無関心期や関心期に適した働きかけです。
2:× 家族がどう思うかを考えさせるのは、自分の行動が周囲に与える影響を考える「環境の再評価」です。
関心期に適した働きかけです。
3:× 牛乳を飲むと体にどんな影響が出るかを考えさせるのは、行動の利点に気づかせる働きかけです。
無関心期や関心期に適しています。
4:× 牛乳を残した日にゲームを我慢するのは、罰を用いる方法です。
行動を続けるために報酬などを用いる「強化マネジメント」は実行期・維持期に用いる技法で、罰より褒美による強化が勧められます。
5:○ 担任の先生と約束することは、行動の決意を他者に表明する「自己の解放」(コミットメント)にあたります。
準備期のAさんに適した働きかけです。
【ポイント】
無関心期・関心期は意識の高揚や環境の再評価、準備期は自己の解放、実行期・維持期は行動置換・刺激統制・強化マネジメントが中心です。