正答4
解説
正解は4です。
降圧薬などの医薬品と、その主な作用・副作用を対応させる問題です。
作用機序から結果を考えると判別できます。
【選択肢別解説】
1:× サイアザイド系利尿薬は、尿酸の排泄を妨げて血清尿酸値を上昇させます。
低下ではなく上昇が正しい副作用です。
2:× β遮断薬は気管支のβ2受容体も遮断するため、気管支を収縮させます。
気管支拡張ではないため、気管支喘息の患者には注意が必要です。
3:× カルシウム拮抗薬は、血管平滑筋へのカルシウム流入を抑えて血管を拡張させます。
血管収縮ではなく血管拡張により血圧を下げます。
4:○ アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は、アンジオテンシンⅡの生成を抑えます。
その結果、アルドステロンの分泌が減り、尿中へのナトリウム排泄が促進されます。
5:× アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は、アンジオテンシンⅡが受容体に結合するのを妨げます。
その結果アルドステロンの分泌が減り、カリウムの排泄が減るため、血清カリウム値は低下ではなく上昇します。
【ポイント】
ACE阻害薬とARBは、ともに高カリウム血症に注意が必要な薬です。
ACE阻害薬はブラジキニンの分解も抑えるため、空咳の副作用がみられます。