全国健康保険協会(協会けんぽ)の K 県支部に勤務し、中小企業の特定保健指導を担当している管理栄養士である。
被保険者 A さん、55歳、男性。
昨年の特定健康診査で腹囲とトリグリセリドが基準を超え、動機づけ支援の対象となり、特定保健指導を受けた。
半年後の評価時には 行動目標が達成され、体重と腹囲の減少がみられた。
今年の特定健康診査結果は、身長 170 cm、体重 70 kg、BMI 24.2 kg/m2、腹囲88 cm、トリグリセリド 165 mg/dL。
飲酒歴有、喫煙歴無、服薬治療無で、再び動機づけ支援の対象となった。
特定保健指導の初回面接における、管理栄養士の発言である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
Aさんは昨年の保健指導で目標を達成しましたが、再び動機づけ支援の対象になりました。
初回面接では、本人が結果をどう受け止めているかを引き出し、自ら行動を考えられるよう支援します。
【選択肢別解説】
1:× 「また対象になりましたね」という言い方は、本人を責めているように受け取られます。
信頼関係を損ない、意欲を下げるおそれがあります。
2:○ 開かれた質問で、今年の結果に対する本人の考えや気持ちを引き出しています。
本人の認識を出発点にすることで、自ら行動を考える動機づけにつながります。
3:× 「覚えていますか」は、はい・いいえで答えられる閉じた質問です。
本人の思いを引き出しにくく、初回面接の最初の発言としては適しません。
4:× 一方的な励ましで、本人の考えや今年の状況を確認していません。
行動目標を自分で考える支援につながりにくいです。
【ポイント】
動機づけ支援の初回面接では、本人の気づきと自己決定を大切にします。
開かれた質問で考えを聞き、本人が自ら目標を立てられるよう支援します。