正答5
解説
正解は5です。
平均寿命・平均余命・健康寿命の定義と算出方法を問う問題です。
いずれも生命表という、ある年の年齢別死亡率が続くと仮定した計算に基づく指標です。
【選択肢別解説】
1:× 平均寿命は、死亡者の年齢を平均したものではありません。
生命表から求めた0歳の平均余命が平均寿命です。
2:× 平均余命は実測値ではありません。
現在の年齢別死亡率が今後も続くと仮定して、生命表から計算した期待値です。
3:× 健康寿命は人口動態統計だけでは算出できません。
国民生活基礎調査で得た「健康上の問題で日常生活に影響がない者」の割合を、生命表と組み合わせて算出します。
4:× 平均寿命が短くなると健康寿命が延びる、という関係はありません。
健康寿命は平均寿命の一部なので、平均寿命が短くなれば健康寿命も短くなりやすいです。
5:○ 悪性新生物はわが国の死因第1位です。
悪性新生物による死亡がなくなれば、その分だけ死亡率が下がり、平均寿命は延びます。
このような計算を、特定死因を除去した場合の平均余命の延びといいます。
【ポイント】
平均寿命は0歳の平均余命であり、死亡者の平均年齢とは異なる点がよく問われます。
健康寿命と平均寿命の差は「日常生活に制限のある期間」として、健康日本21(第二次)の評価に用いられています。