正答1
解説
正解は1です。
免疫細胞の成熟部位と働き、アレルギー、免疫の種類を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 唾液、涙、母乳、腸液などの分泌液には、分泌型IgAが含まれています。
分泌型IgAは粘膜の表面で病原体の侵入を防ぐ、粘膜免疫の主役です。
2:× B細胞は、胸腺ではなく骨髄で成熟します。
胸腺で成熟するのはT細胞です。
3:× 免疫グロブリン(抗体)を産生するのは、T細胞ではなくB細胞が分化した形質細胞です。
T細胞は、細胞性免疫やB細胞の働きの調節を担います。
4:× アナフィラキシーショックは、IgGではなくIgEが関与するⅠ型アレルギーです。
IgEが結合した肥満細胞からヒスタミンなどが放出されて起こります。
5:× ワクチン接種による免疫は、自分の体で抗体をつくる能動免疫です。
受動免疫は、母体から胎児へのIgGの移行や、抗体製剤の投与のように、他者の抗体を受け取るものです。
【ポイント】
胎盤を通過できる抗体はIgGだけです。
母乳(特に初乳)には分泌型IgAが多く含まれ、乳児の腸管を守ります。