正答3
解説
正解は3です。
胃潰瘍からの出血で上昇する血液検査値を問う問題です。
上部消化管で出血すると、血液が腸で消化・吸収されます。
血液中のたんぱく質が分解されてアンモニアや尿素がつくられることが鍵になります。
【選択肢別解説】
1:× 平均赤血球容積(MCV)は、赤血球1個の大きさを示します。
出血が続いて鉄欠乏になると、MCVは上昇ではなく低下します。
2:× ヘマトクリットは、血液中の赤血球の割合です。
出血で赤血球が失われるため、上昇ではなく低下します。
3:○ 胃で出血した血液のたんぱく質は、腸で分解・吸収されて肝臓で尿素になります。
そのため、血中尿素窒素(BUN)が上昇します。
4:× HbA1cは、過去1〜2か月の平均血糖を反映する指標です。
出血で赤血球の寿命が短くなると、HbA1cは上昇ではなく低めに出ます。
5:× PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺がんの腫瘍マーカーです。
胃潰瘍の出血とは関係しません。
【ポイント】
上部消化管出血では、BUNがクレアチニンに比べて不釣り合いに上昇します。
黒色のタール便も上部消化管出血のサインです。