正答1
解説
正解は1です。
入院2日目の敗血症患者の病態と栄養管理を問う問題です。
敗血症は、感染症に対する全身の反応で臓器障害が起こる重い病態です。
急性期には、ストレスホルモンや炎症性サイトカインの影響で、代謝が大きく変化します。
【選択肢別解説】
1:○ 発熱や炎症反応、ストレスホルモンの増加によって、代謝は亢進します。
そのため、エネルギー消費量は増加します。
2:× 侵襲時は、筋肉のたんぱく質が分解されて糖新生や急性期たんぱく質の材料になります。
体たんぱく質の異化は、抑制ではなく亢進します。
3:× カテコールアミンやコルチゾールが増え、インスリン抵抗性も高まります。
そのため、血糖値は低下ではなく上昇します。
4:× 敗血症では血圧低下や腎臓の血流低下が起こりやすくなります。
糸球体濾過量は増加ではなく低下し、急性腎障害を合併することがあります。
5:× 腸管が使えない場合や経腸栄養だけで不足する場合には、静脈栄養法を用います。
敗血症だからといって、静脈栄養法が禁忌になるわけではありません。
【ポイント】
侵襲時は「代謝亢進、たんぱく質異化亢進、高血糖」の3点がセットです。
急性期は過剰なエネルギー投与を避けることも重要です。