K 県の健康推進課に勤務する管理栄養士である。
K 県では健康増進計画の一環として、 5年計画で食環境整備事業を実施してきた。
「食品中の食塩の低減に取り組む県内の食品製造企業登録数」は目標値を達成した。
そこで、次の 5年間の計画では、これらの商品の利用を増やすことを新たな目標として追加した。
「県内登録企業の食品中の食塩を低減した商品(減塩商品)の利用を増やす」には、消費者である県民への働きかけも重要である。
県民に、県内登録企業の商品を含む減塩商品の利用を促すポピュレーションアプローチとして、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
県民に減塩商品の利用を促すポピュレーションアプローチを問う問題です。
ポピュレーションアプローチは、リスクの有無にかかわらず集団全体に働きかける方法です。
多くの県民が日常的に利用する場で、商品を選ぶ瞬間に働きかけると効果的です。
【選択肢別解説】
1:× 保健所に置いたパンフレットは、保健所を訪れた人にしか届きません。
県民全体への働きかけとしては、対象が限られます。
2:× 高血圧教室の参加者は、血圧が高い人に限られます。
リスクの高い人を対象とするハイリスクアプローチにあたります。
3:○ スーパーマーケットは、多くの県民が日常的に食品を買う場所です。
売場にPOPを掲示すると、商品を選ぶその場で減塩商品に気づいてもらえるため、最も適切です。
4:× 社員食堂の卓上調味料は、その事業所の社員にしか届きません。
また、食堂での利用であり、県民が家庭で使う減塩商品の購入にはつながりにくい取組です。
【ポイント】
ポピュレーションアプローチでは、スーパーマーケットや飲食店など、県民が日常的に利用する食環境を活用することが有効です。