正答1
解説
正解は1です。
代表的な内分泌疾患でみられる血液検査の所見を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ バセドウ病では、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体が陽性になります。
この自己抗体がTSH受容体を刺激し続けるため、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
2:× 橋本病では、LDLコレステロール値は低下ではなく上昇します。
甲状腺機能が低下すると、LDL受容体の働きが落ちてコレステロールの代謝が遅くなるためです。
3:× 原発性アルドステロン症では、レニン値は上昇ではなく低下します。
アルドステロンの過剰による血圧上昇と体液量増加が、レニン分泌を抑えるためです。
4:× クッシング症候群では、カリウム値は上昇ではなく低下します。
過剰なコルチゾールの鉱質コルチコイド作用により、カリウムの排泄が増えるためです。
5:× 褐色細胞腫では、カテコールアミン値は低下ではなく上昇します。
副腎髄質などの腫瘍がカテコールアミンを過剰に産生し、高血圧や高血糖を起こします。
【ポイント】
原発性アルドステロン症は「アルドステロン高値・レニン低値・低カリウム血症」が典型です。
甲状腺機能低下症では高LDLコレステロール血症、甲状腺機能亢進症では低下がみられます。