正答5
解説
正解は5です。
妊娠糖尿病の診断基準、治療、予後を問う問題です。
妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発見された、糖尿病に至っていない糖代謝異常です。
【選択肢別解説】
1:× 「空腹時血糖126 mg/dL以上」は、妊娠糖尿病の診断基準には含まれません。
この値は「妊娠中の明らかな糖尿病」の基準です。
妊娠糖尿病は、75 g経口ブドウ糖負荷試験で空腹時92 mg/dL以上などを1点以上満たすものです。
2:× 「HbA1c 6.5%以上」も、妊娠糖尿病の診断基準には含まれません。
これも「妊娠中の明らかな糖尿病」を判定する基準です。
3:× 「妊娠糖尿病の家族歴」は、診断基準ではありません。
糖尿病の家族歴は妊娠糖尿病の危険因子ですが、診断は血糖値で行います。
4:× 妊娠糖尿病は、経口血糖降下薬ではなく食事療法とインスリンで治療します。
経口血糖降下薬は胎児への影響が懸念されるため、原則として用いません。
5:○ 妊娠糖尿病は、分娩後の2型糖尿病のリスクになります。
分娩後に血糖が正常に戻っても、将来2型糖尿病を発症しやすいため、継続的な検査が必要です。
【ポイント】
75 g経口ブドウ糖負荷試験の基準は、空腹時92、1時間値180、2時間値153 mg/dLで、1点以上で診断します。
妊娠中の血糖管理は、食事療法とインスリンが基本です。